飛行機に電動車椅子を載せる方法

先日、イタリアのクレモナへ行ってきました。
自由に動き回りたかったので、普段使用している電動車椅子も持って行きました。
飛行機に車椅子を載せる方法を、備忘録としてこちらに書き残しておこうと思います。
電動車椅子で海外に行こうと考えている方の役に立てばいいなと思います(^^)

【乗った飛行機】
アリタリア航空
東京(成田空港)⇔ミラノ(マルペンサ空港)

【行き・成田空港】
まずはチェックインカウンターへ。
車椅子でウロウロしていれば声を掛けてもらえると思います。
優先的に案内してくれるカウンターがあります。

事前にメールで問い合わせをしていましたが、特にスタッフ同士で情報を共有しているわけではない様子でした。
(でも念のため、事前に問い合わせた方がいいですよ!)

グランドスタッフに電動車椅子であることを伝えてください。
バッテリーは車椅子から取り外し、機内に持ち込みます。
充電器も持ち込みです。

バッテリーと充電器を入れるものがなかったので、紙袋を用意してくださいました(^^)

車椅子本体は預けます。
バーコードをくるっと巻き付けられます。

グランドスタッフにいくつか質問されますが、難しい質問はないので大丈夫です。
・車椅子は折りたためますか?
・重さはどれぐらいですか?(わからなければ、その場で量ってもらえます。)
・機内では車椅子がなくても大丈夫ですか?
 (乗降口から座席に移動する時や、お手洗いの時など)
・バッテリーはウェットですか、ドライですか?→ドライです。
・今、車椅子を預かりますか?それとも乗降口で預かりますか?
 (レンタル車椅子もあります。)


飛行機が出発する40分前には搭乗ゲートに来るように言われました。
言われた時間に行くとすぐ案内していただき、乗降口で車椅子から降りて預けました。
私は歩けるので、そのまま座席へ。
CAさんがお手洗いの場所や、緊急時の説明をしてくださいました。
また時々声をかけてくださり、とても親切にしていただきました(*^^*)

そしてミラノに到着。
他のお客さんが全員降りるまで待って、一番最後に降りましょう。
CAさんが案内してくれます。
乗降口に行くと車椅子がもう用意されていました。
操作レバーの部分が少し曲がっていたので、持っていた六角レンチで直しました。
簡単な工具は持っていた方が良いです!

CAさんは最後まで親切でした♪感謝です。

【帰り・マルペンサ空港】

行きと同じように、チェックインカウンターへ。
こちらも「priority」と書かれたカウンターがあるので、そちらに行きましょう。
イタリア語が話せないとわかると、英語で対応してくれます。
電動車椅子だと伝えてください。
ここでも、行きと同じような質問をされました。
バッテリー、充電器は機内持ち込み。車椅子は預けます。

この後、別の職員の方が来て搭乗ゲートまで案内してくれました。
ちょっと強面のイタリア人のおじさんでしたが、
「お手洗いに寄って行くか?」と聞いてくれたり、時々ニコッと笑いかけてくれました(^^)
お互いに言葉がわからないので、身振り手振りです。

このとき実は同行者がカフェで待っていてくれたのですが、
「待っている人がいるので、声を掛けてきてもいいですか」とイタリア語で言えなかったので、
仕方なく置いてきてしまいました…(´Д`)

一緒に乗る人とは、常に行動を共にしてください!笑

マルペンサ空港のスタッフは、ほとんどの人がイタリア語しか話せません。
でも英語が話せるスタッフもいるので、大切なことはその人に全て伝えてしまいましょう。

搭乗ゲートに到着すると、イタリア人のおじさんはチケットの時刻の欄を指さし、
「この時間に、ここにいてね」とジェスチャーで伝えてくれました。
「グラッツェー!バイバイ!」と笑顔でお別れ。

指示された時間に戻ると、英語を話せる男性スタッフ二人が声を掛けてくれました。
名前を確認され、「車椅子は折り畳めますか?」 等、チェックインカウンターで質問されたことを再び聞かれました。
しばらく待っていると乗降口へ案内され、小さな車椅子が用意されていました。

その小さな車椅子がなくても歩いて座席まで行けるのですが、なんとなく
「せっかく用意してくれたのに悪いナァ…」という気がして黙っていました。笑

小さな車椅子に移乗して、「グラッツェ!」と言ったら、なぜかスタッフの方が「Oh!!」と嬉しそうでした。笑

機内に入る時に、車椅子の大きな車輪は取り外されました。
これでさらにコンパクトに。
機内は本当に狭いので、何度か詰まって動かなくなりながらも、なんとか座席にたどり着きました(笑)
「こんなに大変なら、歩こうかなぁ…」と途中で思いましたが、
ここまでやってもらっておいて、急にスッ!と立ち上がったらやっぱり悪いので、黙っていました(´ω`)

私がとった席は3列シートで、飛行機の座席がこんなにも狭いものだと知らなかったので、
窓際と、真ん中の席をとっていました。
CAさんが2人だけで座れる席を探してくださったのですが、あいにく満席とのこと。
探してくれたことに驚きました。
本当にみなさん親切で、至れり尽くせりでした!

そして無事日本に到着。
ここで残念な事件が。
車椅子の操作部を車椅子本体に固定するネジが、1つ紛失していました。
そのことを伝えると、探しに行ってはくれましたが見つからず…。
操作部がぐらぐらと傾いたまま、家へ帰りました。。

この操作部は外側に飛び出していて、衝撃に弱い感じがします。
車椅子を運ぶときにそこを持たれてしまったのか、投げられたのか…?
ネジ1本の紛失で済んで、ラッキーだったのかもしれません。
どう対策すれば良いかが今後の課題。
保護材でぐるぐる巻きにするぐらいしか思いつきませんが…。
何か良い方法があれば教えてください(*_*)
「福祉用具は丁寧に扱ってもらえるだろう」という考えは甘い!!です。

最後は残念でしたが、思っていたより簡単に乗ることができました(^^)
ちなみにバッテリーなしの手動の車椅子なら、もっと簡単に乗れるのかなと思います。

旅行中の充電ですが、変換プラグを用意して、ホテルの部屋で充電していました。
私はヤマハの車椅子を使っていますが、海外に対応しているので、変圧器はいりません。
(でも必ず出発前に確認してくださいね!)

クレモナの石畳は、乗り心地は悪いですが進めなくなることはありませんでした。
バリアフリーの場所も意外と多いですが、時々乗り越えられない段差があるので、介助者がいると安心です。
でも困ったときはきっと周りの人が助けてくれるので大丈夫です。
例えば私が大きな段差を乗り越える時、周りの人のさりげない視線を感じました。
そして自力で乗り越えられたのを確認すると、すっと視線を外すような、本当にさりげない気配り(^^)
とても優しい街だなぁと思いました。

障害者が海外に行くには、いろいろと大変なことがあると思いますが、
この記事が誰かの役に少しでも立てば嬉しいです*
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プロフィール

やぶき あや

Author:やぶき あや
アイリッシュミュージックデュオ、『fushia(フーシャ)』、『たんぽぽ』でフィドルを弾いています。
コンサーティーナも少々。

自宅でヴァイオリンのレッスンもしています。
【生徒募集中!】
レッスンについての詳細はこちら
http://ayamochimochi.blog.fc2.com/blog-entry-72.html

クラシックヴァイオリンを柏木真樹先生、アイリッシュフィドル&コンサーティーナを中藤有花先生に習っています。

聴く人が楽しい気持ちになったり、癒しを感じられるようなフィドラーになりたいです。

生まれつき足に障がいがあり、普段は装具をつけて歩行、外出時は電動車椅子を使っています。

猫好き。

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